ハイバイ「ヒッキーソトニデテミターノ」を観にいく

ある日帰宅してみると、ヤマハからご丁寧に講師資料が届いていました。

 

おそらく、(まだ正式に受け持つとは返事をしていないコースの)来年度のための資料です。

戦慄が走ります。

 

なにぶん恐れ多くて未開封のため、詳しいことはわかりませんが・・・

いつものごとく、たくさん詰まっていそうです。

そんな荷物を、

尻目に・・・(コワーイ)

 

 

 

 

 

日曜日は、新潟市はりゅーとぴあへ観劇に行ってきました。

 

以前妙高で拝見して大変感銘を受けた東京の劇団「ハイバイ」の、

「ヒッキー・ソトニデテミターノ」という作品です。

 

引きこもりが外に出てみた、という内容です。

なんともわかりやすいタイトルですね。

 

ネタバレのないように慎みますが、「ヒッキー・カンクーントルネード」(以前妙高で観たもの)の関連作品です。

 

前作は笑いどころありカタルシスあり、作品としてすばらしいなーと素人目にも感じるものでした。

またセリフが多くテンポが速く、賑やかな印象でした。

 

それに対して今作は、作者自身も自分で答えの出ぬまま作ったと言う通り

「こうなんだ!」という主張よりも「あなたはどうする(どう思う)?」と突きつけるような、もやもやを残すタイプの作品でした。

 

特に終盤は、緊張感のある静けさの中で突如劇が終わり、観客が放り出される感じのラストで、観終わって「がーん」となりました。

 

 

がーん。 

 

 

アフタートークで、作演出の岩井秀人さんが

 

「現在引きこもっている人たちにかける言葉は、と言われると何とも言えない。

自分自身もかつて引きこもっていて、今は社会に出てたまたまやっていけている。だからと言って

皆社会に出た方が絶対にいい、なんて自信を持って言うことはできない。

自分自身、社会に適合するために捨ててきたものがたくさんあったから。

引きこもっていた頃の自分は、今の自分を許さないと思うから。

外に出た、というだけでハッピーエンドとは言えない。」

 

というような主旨のことを言っていました。(かなり私の言葉になっていますが)

 

「捨ててきたもの」「あの頃の自分は今の自分を許さない」

 

という言葉が切実で、胸に残りました。

 

 

私が捨ててきたもの。

私が許せなかった自分。

 

 

なんだか年甲斐もなく感傷的になってしまいました。