第73回関東合唱コンクール

全日本合唱コンクール関東支部大会で、上教大附属中の伴奏に行ってきました。

山梨まで、一泊二日のバス旅行です。

 

生徒たちは終始ハイテンションです。バスの中は行きも帰りも大騒ぎ。

 

コンクールの曲に始まり音楽の授業で習った合唱曲やアニメ主題歌や流行歌、果ては校歌や「君が代」まで、全員で大合唱の嵐です。

 

本当に歌の好きな子たちです。

 

 

行きの車内からは富士山が見えました。

「夏場は見えませんよ」という運転手さんの言葉をよそに、くっきりと姿を現してくれました。

 

 

現地に着いてから練習をして、この日は前泊。

翌日がコンクール本番です。

 

宿泊したのは富士山を取り巻く観光地の温泉旅館です。

子どもたちが5〜6人宿泊しているという部屋に、顧問の先生と学校側の心遣いで一人で泊まらせてもらいました。

この広さに一人は少し寂しいものの、おかげで落ち着いて過ごせました。

 

翌朝少し早起きしてこの机で作曲をしました。

(本当はもう完成していなくてはいけない作品です。あせる〜!)

 

こんなお部屋で作業をすると、なんだか昔の文豪のような気分が味わえ、捗ります。

 

 

 

全員そろっての朝食の後、練習をして午後15時過ぎの本番。

 

附属中の子どもたちは、舞台袖でさえ前の団体の合唱に合わせて全員で踊っています。

もちろん静かに音の出ない範囲ではありますが、ちょっと私にはマネのできない緊張感の無さです。

(先生まで一緒になって踊っています。すばらしい先生です。)

 

本番。

子ども達は直前の練習の成果を発揮して、今できることを全てやったのではないでしょうか。

皆口々に「楽しく歌えた!」と言っていました。

私の方はなんだか集中できずミスが多く申し訳ない出来でした。

それにも関わらず、「伴奏よかったです!」と声をかけてくれた子がいて、その優しさに慰められました。

 

 

結果は銅賞、14団体中10位でした。

でも、金賞を取った団体は確かに上手く、納得の結果でした。

 

 

特設合唱部として少ない練習時間の中で、皆よくやりくりして頑張りました。

(生徒と話していたら、「私、他の部活もやってるんです。金持ちなんです」という子がいました。なぜ、自らそんなことを・・・?と思ったら

「間違えました、掛け持ちです」とのこと。言い間違えのようでした。

 中学生と話すのっておもしろいですね。)

 

 

帰りのバスで立ち寄った姨捨のPAからは、とてもきれいな夜景が見えました。

「あっちに行くとよく見えるみたい!」と、中学生と一緒に走っていたら、ふざけた男子が「みほちゃーん!!!」と野太い声で叫びながら猛ダッシュで追いかけてきました。

さすがにぎょっとしました。笑

しかしこの年になって中学生男子に追いかけてもらえるとは、ありがたいことです。

夜景をバックに記念撮影、この中に私も紛れ込んでいます。

(無加工なのに、なぜかセピア色です。)

 

空には雲がかかっていますが、月だけぽっかりと明るく見えました。

それを見て中学生が「『曇るとも澄める』月だ」と。

 

今回歌った合唱曲「夜もすがら」の一節です。

 

その場で誰からともなく歌いはじめ、気付けば全員で月を見上げながら合唱していました。

 

月を見て涙する、鴨長明の歌が歌詞になっています。

ただでさえ私はこの歌を読むと泣いてしまいます。

気持ちのいい秋の夜空に響き渡る子ども達の歌声を聴いて、なんとも素敵な時間を過ごさせてもらいました。

 

 

あれば厭ふ背けば慕う数ならぬ身と心との仲ぞゆかしき

 

 

普段単独行動を好む私ですが、仲間というのもいいものです。

 

良い思い出になりました。

ありがとうございました。